PowerPlatform、モデル駆動型の研究

ジン・フリークス。日本人。

データ型=通貨(計算)の例

実装例:フォーム上で入力値に基づいて他のフィールドを自動計算する

シナリオ
合計金額」と「消費税率」を入力すると、「税込金額」が自動計算される機能を実装します。

■結果(保存押下後)

■値設定前のフォーム

手順:

  1. テーブル(エンティティ)の作成または編集

    • テーブル名請求書スキーマ名:new_invoice
  2. フィールドの追加

    • 合計金額

      • 表示名合計金額
      • スキーマnew_totalamount
      • データ型通貨
    • 消費税率

      • 表示名消費税率
      • スキーマnew_taxrate
      • データ型小数
      • 精度2(小数点以下2桁まで)
    • 税込金額

      • 表示名税込金額
      • スキーマnew_totalincludingtax
      • データ型計算(通貨)
  3. 「税込金額」フィールドの計算式を設定

    • 「税込金額」フィールドの設定で、フィールドの種類を「計算」に変更。

    • 計算式の編集画面で、以下の数式を設定:

      = new_totalamount * (1 + new_taxrate)
  4. フォームの編集

    • フォーム請求書メインフォームを開く。

    • フィールド配置

      • 「合計金額」(new_totalamount
      • 「消費税率」(new_taxrate
      • 「税込金額」(new_totalincludingtax
    • これらのフィールドをフォーム上にドラッグ&ドロップ。

  5. 動作確認

    • アプリを起動し、新しい請求書レコードを作成。
    • 「合計金額」と「消費税率」を入力。
    • 「税込金額」が自動的に計算・表示されることを確認。